【連載】写真短歌(17)・・川喜田 晶子

かぎりなくやはらかく闘ふ者の幸(さきは)ふ五月となりにけるかも
川喜田 晶子

これでもかというほどのやわらかさで、この世界にデビューした新芽たち。
彼らは私の中にも居るのだけれど、さて、居心地はよいだろうか。
ここかしこで彼らに出逢うたび、そのような問いが浮かびます。
いつまでも彼らがそのやわらかさでよく闘い、幸せに過ごしてほしいと願う五月。
とても愛おしい季節です。

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