【連載】写真短歌(19)・・川喜田 晶子

永遠の少し手前が揺れてをり また君に逢ふはずの水域 
川喜田 晶子

人やモノや風景との、ときめきを帯びた出逢いの瞬間には、〈永遠〉の匂いがまとわりついているような気がします。目の前に在りながら〈ここではない何処か〉の気配がするそれらとの出逢いを結び目として、私たちの〈有限〉の生は、実は〈永遠〉から測り知れないエネルギーをチャージしているのでしょう。
早苗田の水面には、永遠と有限がすくすくと混じり合っています。

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