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【産地リポート】①まるせい果樹園(福島県福島市) 横山 浩一(産地ダイレクト)
「まるせい果樹園」さんは、いろいろな種類の果物を育てるだけでなく、直売所や果物狩り、果樹園の中にカフェまで展開していて、地元の人にも「まるせいさんはいろんなことに挑戦している」と言われています。 そのまるせい果樹園の佐藤さんが、また新しいことに挑戦しています。山形県の「さかたの塩」とコラボした「果塩(かしお)」はこだわりぬいた塩に、これまた果物の風味を残すことにこだわり、研究を重ねた末にやっと完成した果物の風味豊かな他に類を見ない果物塩です。 果塩のことを話す佐藤さんは... -
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【連載】ギッチョムの気仙沼だより⑨・ツツジに包まれる徳仙丈山
「つつじ街道」手前、満開のツツジを歩く 50万本ものツツジが自生する気仙沼市の徳仙丈(とくせんじょう)山。5月中旬から下旬というわずかな期間ではあるが、全山が真っ赤に彩られる。その鮮やかさに加え、天気のいい日はそこかしこからツツジ越しに気仙沼湾を遠望できる。その景観もまた乙なものがある。 リアス海岸ゆえに、海と山は近い。徳仙丈山の標高は711m。7合目にある山道入り口(標高511m)まで車で行ける。内湾で潮風を浴びた後、30分もかからず森林浴ができる山懐深い場所へと移動できる。気仙沼... -
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【連載】シーボルトの江戸への旅路 No.4 ―下関から室までの旅―横山 実
1.3月2日(木)―下関港からの出帆 風待ちしていた船は、8時頃に順風を受けて出帆しました。「潮流に助けられてファン・デル・カペレン海峡(シーボルトが名付けた海峡名ですが、現在は「下関海峡」と呼ばれています)を、非常な速力で通過」(シーボルト著・齋藤信訳『シーボルト参府旅行中の日記』(思文閣出版、1983年)33頁。以下、この本は、『日記』と略記します)しました。 午後には、四国の陸地が見えてきました。「順風を受けて帆走しつづけたが、逆風に変わり、夜十時ごろ家室島と屋代島<普通は... -
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【連載】ギッチョムの気仙沼だより⑧・鳴り砂の浜
気仙沼市には、2つの鳴り砂の浜辺がある。文字通り、歩くたびに「キュッ、キュッ」と小気味いい音が出る。 本当に音が出て、どんな音なのか?まずは短い動画を添付したので、それを確かめてから、以下の文章を読んでいただければ幸いだ。 底がなるべく平たく、革靴のように硬めで滑らかなほど音が出やすい。さらに、砂を踏むというより、すり足に近い方が、砂がよく鳴る。 撮影した日は、1年前のちょうど今頃。数日間、雨がなく、当日も乾燥注意報が出ていたほどで、砂が乾いた状態であればあるほど、機嫌... -
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【連載】シーボルトの江戸への旅路 No.3 ―長崎から下関への旅―横山 実
1.長崎からの旅立ち シーボルトは、長崎に到着してから2年半後の1826年2月に、参府旅行に加わって、長崎から江戸に向かうことになりました。参府旅行では、使節であるカピタン(オランダ商館長)ステュルレルに、長崎奉行所の役人、阿蘭陀通詞、料理人たちが同行しました。オランダ人の随員の定員は、医官と書記官の各1名でした。そこで、医官のシーボルトとともに、ビュルガーが「書記」として参府旅行に参加しました。地層学者であるビュルガーは、前年に、シーボルトの日本調査を手助けするために、オラン... -
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【連載】シーボルトの江戸への旅路 No.2 ―来日と長崎での滞在―
横山 実1.シーボルトの来日 フィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルトは、1796年2月17日に、貴族の家系の家で、現在のドイツ南部のバイエルン地方のヴュルツブルクで生まれています。ヴュルツブルク大学で、医学を学びましたが、そこでは、観察に基づく臨床医学が重視されていました。観察眼を養った彼は、恩師の影響を受けて、動物、植物、地理などにも関心を持つようになりました。 シーボルトは、国家試験に合格して医師の資格を取得した後に、東洋での研究を志しました。当時のドイツは、中央集... -
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【連載】シーボルトの江戸への旅路(1)―東海道五十三次の浮世絵で辿る― 横山 実
1.連載の経緯 社会的に無名な私が、きらめきぷらすに、上記のような表題で連載原稿を書くことになったかの経緯を書かせていただきます。 きらめきぷらすの読者は、編集者の吉野さんが企画した、渡部全助が執筆した音楽に関する連載記事を楽しまれたことと思います。その連載記事は好評でしたので、渡部全助著『ZENさんのぶらり音楽の旅』として出版されました。その出版記念のパーティが、2023年2月20日にZENさんの行きつけのバーで開かれましたので、私は妻と共に出席しました。 音楽関係者でない私が、この... -
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【連載】ギッチョムの気仙沼だより⑦・怪物金と日露戦争
「鹿折金山跡地を流れる沢にある源氏の滝」 「あっ、これって?」 平な黒塗りのお椀の底に、キラリと光る小さな黄金色があった。大きさは2mm四方ほど。それは砂金。今から10年以上前になるが、気仙沼市北部にある鹿折(ししおり)金山跡地を流れる小川で行った体験講座を取材した際、私も挑戦。川砂を掬い、水をゆっくりと流す作業を繰り返すことわずか10分ほど。小粒以下の物とはいえ、黄金の輝きを手に入れることができた。 採算が全く合わないため、現代では行われてはいないが、気仙沼地域では今でも砂... -
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【連載】ギッチョムの気仙沼だより⑥・リアスの方舟
リアス・アーク美術館 被災したモノたちの展示。このコーナーは自由に写真撮影ができる 「いただきます」「ごちそうさま」…。「いってきます」「ただいま」…。 そうした日常の会話が、聞こえてきそうだ。しかし、目の前にあるのは、2011年3月11日に気仙沼地方を襲った大津波により被災し、私たちの生活を支えていた「物」から、本来の使用ができない「がれき」へと化した「モノ」たちだ。 気仙沼市にあるリアス・アーク美術館の常設展示「東日本の記録と津波の災害史」には、美術館の学芸員らが約2年間にわた... -
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【連載】ギッチョムの気仙沼だより⑤・港まち・気仙沼
港町・気仙沼を代表する光景の一つに挙げるのが、岸壁を埋め尽くす漁船だ。 船の着岸といえば、岸壁に横着けするのを頭に思い浮かべると思う。気仙沼港でもイカ釣りや定置網など小型〜中型船は横着けしている。 ただ、こう言うと「あれ?漁船って、縦着けじゃないの?」と異論も聞こえてきそうだ。確かに、沿岸漁を主とする、いわば「浜」の岸壁には、船外機付き小船をはじめ、縦着けが多い場合もある。理由は簡単で、縦着けの方が、場所を取らないからだ。 しかし気仙沼魚市場の桟橋や内湾の一部などでは、...
