
八百万(やほよろづ)の枝々に わが鱗(うろくづ)のひとひら しんと隠されてをり
川喜田晶子
生まれる前だったか、生まれてから目が開くまでの間だったか、この天地に散らばってしまった自分の〈鱗〉は、風景の中に上手に隠されていて、今生におけるその〈鱗〉との再会が、〈詩〉というものなのではないかと思っています。
ひとひらひとひら、丁寧に出逢い直したいものです。
八百万(やほよろづ)の枝々に わが鱗(うろくづ)のひとひら しんと隠されてをり
川喜田晶子
生まれる前だったか、生まれてから目が開くまでの間だったか、この天地に散らばってしまった自分の〈鱗〉は、風景の中に上手に隠されていて、今生におけるその〈鱗〉との再会が、〈詩〉というものなのではないかと思っています。
ひとひらひとひら、丁寧に出逢い直したいものです。