デイサービス界の貴公子

安西 裕太

中学生の時の入院がきっかけで理学療法士になることを決意し、病院、訪問看護ステーションなどに勤務するもいろんな出来事に遭遇し、誰もが輝ける場所、いろんな人が自由に出入りできる環境作りをテーマにリハビリデイサービス『オリオン』を昨年開設した。まだ32歳だが穏やかで優しい口調に誰もが魅了され、デイサービスの利用者さんにもスタッフにも人気があるのも頷ける。

自分がもし高齢になりデイサービスを受ける立場になった時には、大きく〇〇デイサービスと車体広告のようになっている車には乗りたくないから、という理由で利用者さんの送迎車は一般の自家用車。事業所にも看板がない。リハビリは自分のいつもの靴でないと意味がないとのことで安西さんの事業所では運動靴に履き替えることもない。「リハビリ施設で運動靴に履き替えるのは掃除が楽だからじゃないですか」と笑う。
今年の春、2カ所目の事業所『おとなり』を開設した。『おとなり』は認知症対応型デイサービスで高齢者が中心だが、最終的には誰でもが自由に出入りできる「決めつけのない施設」を目標としている。
デイサービス界の貴公子の発想は誰にも優しい。

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