片付け屋のステイホーム週間

『遺品整理士日記』執筆者 林 恵子様よりホームステイ週間の過ごし方が届きました。
是非、参考にしてみてはいかがでしょうか。

掃除を手伝って疲れて眠る愛犬パル

片付け屋のステイホーム週間

緊急事態が日常的になっているこの頃、読者の皆様はウチで何をして過ごしておられますか。
私は常日頃シニアの方々に元気な内に家の中を整えて身軽になって外に目を向けませんか、きょうよう(今日の用事)ときょういく(今日行くところ)が大事だそうですよ、と背中を押しているのに、こう長期になると、誰にとっても辛いことと思います。それでも、医療をはじめエッセンシャルワーカーの方々や学校に行けない子供たちを思うと、大人としてガタガタ泣き言を言えないですよね。

いずれ時間が解決してくれるにせよ、この後の世の中は今までとは違うのかもしれません。
災い転じて福となす、のために、じっくり見回して今自分の出来ることをやっています。

このひと月、私のステイホームは盛り沢山でした。
いつも外に出かけているので実は見て見ぬふりをしている事に向き合うしかない。
先ずは人から預かって溜まった感のある品々、具体的には新品の婦人雑貨、食器、CD、手芸キット、等々をネットの中古品サイトにバンバン出品。一つ一つ持ち主さんを思い出しながらサイズや状態を細かく表示、スマホの見過ぎで目がショボショボ。
売上は然るべき先に寄付と決めています。

そして誰もが悩む終活の写真整理、ズシリと重い昔のアルバムの似たような写真から飛び切り良いものだけ一枚だけ、迷ったら無理はしないで少し減っただけでもマシと割り切ります。

もうやらないつもりだったガーデニング、お花見のなかった今年、毎日の楽しみのため小花の株を買い求め短時間ながら売り場に、数年間行かなかったので流行りの新品種が出ていて新鮮な思いがしました。

食品庫の見直し、ややこしい調味料や食材、今回挑戦して美味しくできなかったものは分不相応と感謝と共にさよならしました。
何とか合格点で食べきれたものは満足。
 
ミシンを引っ張り出して、手作りマスク製作。当分の間マスクは品薄かもしれず、片付け屋には必需品で在庫確保。

暖冬ながら四月は以外にも寒く冬物がしまうタイミングがなくてGWの陽気に手洗いがたくさんできました。
下駄箱も衣替え、紙コップの重曹に精油を数滴たらし自家製消臭剤も交換しました。

そして大掃除、年末の寒い時期と違って思い切り換気しながら、手がかじかむこともなく、明るい光によく見えます。
音楽を流したり鼻歌まじりで楽しくやってます。
カバーやカーテンを洗ったり、家具を動かすと失くした小物が出てきたりしました。

今アルコール消毒液が入手困難ですが、私は冷蔵庫内やキッチン小物の掃除には除菌も兼ねて常用者です。
子供時代の予防接種で腕を消毒した脱脂綿を思い出してください。

密閉性のある容器に化粧落とし用コットンとアルコールを注ぎ絞って取っ手や手垢をどんどん拭き取ります。表面に加工のない木製品にはダメージがあることもあるので注意してしてください。
揮発性なので拭き取らずに、コットンは残ったら密閉し早めに使い切ってください。

以上、片付け屋のステイホーム便りでした。ごきげんよう。