「面白い」は向こうからやってくる
藤原 作弥(ふじわら さくや)

平成10年(1998年)日本銀行はバブル景気崩壊後、金融機関の破綻が相次ぎ、接待汚職事件が発覚し、正・副総裁が辞任を余儀なくされてしまう。
副総裁の後任人事は世間を驚かせた。ジャーナリスト出身(当時は時事通信社解説委員長)の異例の副総裁が誕生したのだ。
世間よりも一番驚いたのは私です、と藤原作弥さんは笑いながら当時の様子を振り返る。藤原さんはノンフィクション作家としても数々の著書があり1984年に出版された『満州、少国民の戦記』が来年1月『満州、少国民の戦記 総集編』として、発売が決定。
80歳を超えて2度のがん手術を受けた後でも書き続け、今はジャーナリストとして「死」という謎が好奇心でもあります。と笑う藤原作弥さんの人生とはー